まったく縁のない人を招き入れること
家を出て通りを歩き、道を曲がると、あなたはすれ違う人々にとっては赤の他人です。皆が全く縁の無い他人ですが、同時に隣人でもあります。今日の文化は、他者疎外と疎遠に代表されます。敵(悪魔)は、いつもの巧妙な手口で、この文化を憎しみや怒り、暴力や戦争の種を蒔く絶好の機会としてとらえています。今日のみことばを通じて神様が私たちに思い起こさせてくださるのは、まったく縁の無い他人に対して、単に手を振ったり笑顔であいさつをするのではなく、家に招き入れてもてなし、食事を共にするということです。神様の子であるわたしたちは、神の国のこの新たな文化を実践し、疎遠と他者疎外が蔓延している今日の世界において模範的な生き方をしなくてはなりません。善きサマリア人を褒めて、主イエスは言います、「行って、あなたも同じようにしなさい。」 (ルカによる福音書 10章 37節) まったく縁の無い他人を招き入れるという奉仕を実践し、信じ、隣人愛の実践を通じて祝福を得ましょう。 アーメン。
アッバー(天のお父様)、どうか困っている人誰にでも、隣人愛を実践することのできる心をお与えください。あなたの精霊が、わたしたちにこの使命を常に思い起こさせ、祝福してくださいますように。 アーメン!
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気づかずに天使たちをもてなしたアブラハムの例: 創世記 18章 1~8 節
主はマムレの樫の木の所でアブラハムに現れた。暑い真昼に、アブラハムは天幕の入り口に座っていた。 目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。アブラハムはすぐに天幕の入り口から走り出て迎え、地にひれ伏して、 言った。「お客様、よろしければ、どうか、僕のもとを通り過ぎないでください。水を少々持って来させますから、足を洗って、木陰でどうぞひと休みなさってください。 何か召し上がるものを調えますので、疲れをいやしてから、お出かけください。せっかく、僕の所の近くをお通りになったのですから。」その人たちは言った。「では、お言葉どおりにしましょう。」 アブラハムは急いで天幕に戻り、サラのところに来て言った。「早く、上等の小麦粉を三セアほどこねて、パン菓子をこしらえなさい。」 アブラハムは牛の群れのところへ走って行き、柔らかくておいしそうな子牛を選び、召し使いに渡し、急いで料理させた。 アブラハムは、凝乳、乳、出来立ての子牛の料理などを運び、彼らの前に並べた。そして、彼らが木陰で食事をしている間、そばに立って給仕をした。
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