楽園の回復
最初の人間は、創造主の命令に従う代わりに (2:16) 愛する女性を選んだことで(創世記 2:18, 23; 3:6)、創造主との関係が崩れ、楽園は失われてしまいました。直ぐに、人は、神の御前から姿を隠し (3:10)、 妻と誘惑者(悪魔)に騙された のだと (3:4, 13)愛する妻を責めました (3:12)。楽園を失うと、最初の人間家族の間には言葉と武器による不和と争いが生じ(4:8)、 無実のアベルの血が流されました。もはや人間の力では、創造主と和解することは不可能となりました (3:22-24)。神と人間の和解への道を開いたのは、神の命令に従い、自分の命と引き換えに生贄として死ぬことを選んだイエス様です (フィリピ2:8)。
イエス様の生まれたクリスマスの夜、天使の大群による賛美の歌、『地上に平和を』が響き渡りました。(ルカ 2:13-14)。カルバリ―の丘に登られるときに、最初に イエス様の口から出たのは、「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。」(ヨハネ 14:27)という言葉です。十字架の上で、イエス様は、「すべては成し遂げられた」と勝利の叫び声をあげ、ご自分の使命を達成され、3日後に復活され、弟子たちのところへ来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われました(ヨハネ 20:19)。そのとき、復活された王様は、重ねて、「あなたがたに平和があるように。」と言われました(ヨハネ20:21)
人間の力では、家族や社会、国に平和をもたらすことはできません。なぜなら、平和は人間の力で得られるものではなく、主からあたえられるものだからです。平和は、イエス様が十字架の上の戦いで、人間たちのために勝ち取られた贈り物です。この神秘に従い、平和を望み、平和の王によって回復された平和のために祈りましょう。
天のお父様、平和という贈り物の前にひれ伏します。精霊様がわたしの心を落ち着かせ、イエス様の平和で満たしてくださいますように。
アーメン。
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