憐れみの実践
「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか?」 (ルカ10:25)「わたしの隣人とはだれですか?」(ルカ10:29)という質問に、主イエスは善きサマリア人のたとえ話を用いてお答えになりました。イエス様と同じ人格を備える、神の子であるわたしたちは、悲しみ苦しんでいる人々に、憐れみの心を持って接しなければなりません。家族に見捨てられた人々、誰も看病してくれる者がいない人々、身寄りのない人々、のけ者にされた人々、そして、あらゆる暴力の犠牲者たちに、憐れみを実践しなくてはなりません。「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」 (ルカ 6:36)。最後の審判の際に、審判の基準となるのは、学識や、教典にどれ程詳しいか、どれ程たくさんの本を出版したかではありません。審判の基準は、本当に助けを必要としている人を、実際に憐れみの心を持って助けたかどうかです。「そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』 」(マタイ25:40)。善きサマリア人のたとえ話の後で、主イエスは、「行って、あなたも同じようにしなさい。」 (ルカ10:37) とおっしゃいました。憐れみの実践が求められています。主に倣い、憐れみ深い者、そして、憐れみを実践に移すことができる者となりましょう。
天のお父様、つねに憐れみの心でわたしを受け入れてくださり、ありがとうございます。聖霊様が、わたしを憐れみ深い者にしてくださいますように。主イエスのみ名において、アーメン。
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