投資家は、自分が投資した人や物から、いつも最大の利益を得ようとします。わたしたちは皆、神様によって確かな目的のために作られ、その目的遂行のために才能を割り当てられています。人間の尊厳は平等に分け与えられ、議論の余地はありません。しかし、与えられた才能については、わたしたちは、主にお答えする義務があります。「さて、かなり日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、彼らと清算を始めた」(マタイ 25:19)。人生は、自分に特別に与えられた才能を見極め、それを最大限に増やす場です。わたしたちが、この地上での任務を遂行した後に受け取る評価は、次のようなものであるべきです。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ』 (マタイ 25:21)。反対に、才能を埋めてしまい、状況のせいにしたり、言い逃れを言ったりすることは、非難されるべきことです。タラントのたとえ話から学ばなくてはなりません。「ところが、主人は彼に答えて言った。『悪いなまけ者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。』」(マタイ 25:26)。本来は倍増されるべき才能を無駄にすると、神様から判決を受けることになります。『この役に立たない僕を外の暗闇に追い出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』 (マタイ 25:30)。 与えられている才能を十分にいかせるように、欲し、才能を倍増していきましょう。「だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです」(マタイ 25:29)。パウロは１２人の弟子の一人ではありませんでしたが、それでも宣教の才能を最大限にいかし、遠くまで広範囲にわたり布教に専念しました。そして、パウロは、次のことを確信していました。「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(フィリピ 4:13)。彼の、他に並ぶもののない、無尽蔵の熱意と不屈の努力に倣い、それらを自分のものとするように欲しましょう。神様の偉大なエネルギーは、全世界を創造しました。その同じエネルギーで自分も造られたことを信じ、信仰を通じて、多くの奇跡を経験しましょう。

天のお父様、わたしに才能をお与えくださりありがとうございます。聖霊様が、その才能を増倍させるために、わたしをお支えくださいますように。主イエスのみ名において、アーメン。