父に倣う
天の父の唯一の子であり、神様が父であることをお教えくださり、さらに父である神を私たち人間と共有してくださったイエス様は、祈るときは、神様を「お父さん」と呼ぶようにと、ご自分の権威からおっしゃいました。「だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、あなたの名が聖なるものとされますように。』」(マタイ6:9)なぜ、イエス様がこの地上において誰をも「父」と呼ばないようにと私たちを戒められたのかについて、私たちは熟考しなければなりません。「またあなたたちは、地上で何者をもあなたたちの『父』と呼ぶな。あなたたちの父はただ一人、天の父のみだからである。」(マタイ23:9)天の父の子どもとして、私たちには、全人類を兄弟として受け入れる義務と、さらには、主の正義と慈悲の水準を受け入れる義務があります。主の水準は、地上のものとは比べることもできません。「それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。」(マタイ5:45)神様が唯一の父であることを信じる者は皆、人類に対して神様が示された、計り知ることのできない寛大さが行動の基準とならなければいけません。唯一の父である神様は、私たちが子どもとしてそれを模範とするとき、とても喜ばれます。
天のお父さん、私たちの愛する父でいてくださり、そして優しさと愛の最上の模範を示してくださり、ありがとうございます。聖霊様が、この性質を私たちの内に刻み込んでくださいますように。主イエスの最上の愛に満ちたお名前において、アーメン。
それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせてくださるからです。マタイ5:45