万物には風味があり、万人には気質があります。塩は、国や大陸、文化といった限界を超えて、すべての人間が食べ物に風味を加えるために利用します。料理する際に使う塩の量は、料理全体に対しては僅かですが、塩の在る無しと、その量はとても大切です。イエス様の弟子の数と、主に付き従う者たちの数は、当時の世界人口に対してはとても僅かでした。しかし、イエス様は、そのわずかな人間たちに、世界の塩になるようにと命じられました。「あなたがたは地の塩です。もしあなたがたが塩けをなくしてしまったら、この世はどうなるでしょう。あなたがたも無用のものとして外に捨てられ、人々に踏みつけられてしまうのです」（マタイ 5:13）。主は、たった12人の人間を弟子としてお選びになりました。世界の風味を神様がお望みの味に変えるために選ばれたものたちは、本当に僅かな量でした。そして、彼らに期待される塩気の強さと風味を失わないようにと、主は忠告なさいました。わたしたちが、どこにいても、信頼と愛と慈しみの塩気を維持することができ、周囲の人の人生の風味を変えることができるよう、神様がお支え下さいますように。

天のお父様、地の塩であれと命令を下さり感謝いたします。聖霊様が、わたしが塩気の強さを維持することを可能としてくださいますように。イエス様のもっとも強力なお名前において、アーメン。