信仰と恐れは、人の人生の進路と運命を決定する二つのもっとも重要な情動だと言われます。敵が攻撃の標的とするのは、わたしたちが通常考えるように、わたしたちの富や繁栄ではなく、信仰です。わたしたちの力と守りの源である信仰が、敵の標的です。人生の計画や企画に何度も失敗したり、長期に及ぶ病に苦しんだり、意に反して社会生活から孤立させられ限定された環境に収容されたりすると、わたしたちの信仰は大いに傷つき弱まります。わたしたちは騙され、肉体的・精神的力を奪われているかもしれません。しかし、わたしたちが信頼し、褒め称え、崇拝する神様はそうではありません。そして、この信仰が、わたしたちに、自分が置かれている状況に、神様が強力に介入してくださり完全に状況を一変してくださることへの希望を与えてくれるのです。主は預言者イザヤを通しておっしゃいました。「心おののく者に言え、『強くあれ、恐れてはならない。見よ、あなたがたの神は報復をもって臨み、神の報いをもってこられる。神は来て、あなたがたを救われる』と。」（イザヤ 35:4）天のお父様のこのお約束を、わたしたちが信じ頭と心にとどめるとき、主は、わたしたちの信仰を強め新たに力を与えてくださいます。そして、すべての身体的精神的苦しみからわたしたちを開放してくださいます。主を完全に信頼しましょう。主は神の報いをもって、わたしたちを訪ねてくださいます。

天のお父様、わたしの傷ついた信仰を癒し、弱いこころを強めてくださる、いのちの源であるみことばに感謝いたします。聖霊様が、あなたの偉大なお約束をわたしの中に刻み込み、必要な信仰をお与えくださいますように。イエス様のもっとも慈しみに満ちたお名前において、アーメン。