「天国」という言葉は、人が学ぶ学問分野によって意味が異なります。科学者たちは、天空の神秘の複雑さについて、地上の最高峰に設置した望遠鏡を用いて観測し理解しようとしました。その次に科学者たちが用いたのは、宇宙飛行士を乗せた宇宙船で、宇宙実験などを通して知識の拡大を目指しています。ああ、悲しいかな、彼らの視野と科学の及ぶ範囲はとても狭く限定されたものです。これに対して、主が聖別された人間たちに神様が明かされる神秘について、わたしたちは彼らの個人的体験談から知ることができます。その内容は世界を大いに驚かせるものです。「その後、私の目には、おびただしい群衆が映りました。あらゆる国民、民族、国語の人々で、とても数えきれません。彼らは白い衣をまとい、しゅろの枝を手にして、王座と小羊との前に立っていました。」（黙示録 7:9）ヨハネが垣間見た天国の風景は、わたしたちにイエス様が地上を去られる前に委任された責任を思い起こさせます。「しかし、聖霊があなたがたに下る時、あなたがたは大きな力を受け、エルサレムからユダヤ全土、そしてサマリヤから地の果てまで、わたしの死と復活を伝える証人となります。」（使徒 1:8）わたしたちに託されたもっとも大切な使命の一つは、すべての国民、部族、民族、言語集団からイエス様の弟子が出るように一生懸命に働くことです。イエス様が精油をふんだんにお注ぎくださり、わたしたちが国境を越え福音を告げ知らせることができるよう、一緒に祈りましょう。

天のお父様、すべての国民、部族、民族、言語集団をあなたの王国に受け入れてくださり感謝いたします。わたしが慣れた習慣や国から外へ踏み出し、福音がまだ届いていない地域で宣教活動に励むことができるよう、聖霊様が勇気をくださいますように。イエス様のもっとも偉大なお名前において祈ります、アーメン。