誠実さの内省
わたしたちの言動を決定付けるのは、信念や信仰、心持ちや思考の習慣といった内面の態度です。わたしたちは、自分を向上させるために、内面の態度について反省し、それらから学ぼうとしていないかもしれません。しかし、内面の態度は、わたしたちと周囲の人たちに、自分が本当はどのような人間なのかを明らかにします。自分の行動の矛盾について、個人であれ組織であれ、理論や権力を用いて正当化したり隠したりはできません。矛盾は正されなくてはなりません。イエス様の言葉は、人の内面の性質について的確に表現しています。「善い木に悪い実がなることは出来ず、わるい木に良い実がなることも出来ません。木はどれでも、その実によってわかるものです。いばらからいちじくは取れず、野ばらからぶどうを集めることはできません。」(ルカ 6:43-44)使徒のヤコブもこの考えに基づき、わたしたちに、知恵と理解を、その外面の表れである言葉と行動で表すようにと諭しています。「良い生き方をする人は、柔和な行いを身につけた、知恵のある賢い人です。」(ヤコブ3:13)わたしたちは、自分の言葉と行動の正確な目録を作成し、細部に渡る調査をしましょう。それによって、自分の誠実さと周囲の人間の福利のために必要な改善点を見出し、言葉と行動に反映しましょう。
天のお父様、人生と行動に注意を払うようにと諭してくださり感謝いたします。聖霊様が、わたしが自分の弱点と過ちを理解することができるように導いてくださいますように。そして、御子の弟子として適切な人間となれますように。イエス様のもっとも誠実なお名前において、アーメン。