愛の香ばしいかおり
この世界に存在するもののほとんどには匂いがあり、生き物たちはそれを嗅ぎ、感じ取ることができます。香水を生産し販売する産業は、各々の消費者のニーズに適った香料を販売し、大金を手に入れています。匂い、芳香、わたしたちが使う香料は、人びとを魅了し引き寄せるか、反対にその匂いから人びとを引き離すかのどちらかです。パウロは、人類の罪の代償として支払われた御子の犠牲が生み出した香りについて述べ、それが神様を永遠に喜ばせることになった、最も聖なる芳香であると讃えています。その犠牲が支払われた理由は、神様の完全な愛にあります。その愛は、わたしたちを神様の子どもとして、神様にとって喜ばしく、歓迎されるべき完全なものとしてくださる愛です。そこで、パウロは、この完全な罪の支払いが執行された瞬間の状況を思い起こさせるものとして、犠牲の香ばしいかおりについて触れ、そのような偉大な使命に適う生き方をしなさいと述べています。「子どもが、かわいがってくれる父親を見ならうように、何をするにも神を模範としなさい。 思いやりに満ちあふれた者となりなさい。キリストの愛は、あなたがたの罪を取り除くために、ご自身をいけにえとして神にささげるほど深かったのです。このキリストの愛の香ばしいかおりを、神はお喜びになったのです。」(エペソ 5:1-2)神様が、わたしたち全員を、御子の犠牲の尊い血によって洗い清めてくださいますように。そして、わたしたちが御子の犠牲の聖なる芳香に惹かれ主の下に集まりますように。
天のお父様、わたしの罪の代償として聖なる芳香をお与えくださり感謝いたします。聖霊様が、わたしが生涯を通じて、この唯一の聖なる犠牲に惹かれ、結びつくことができるようお支え下さいますように。イエス様のもっとも香しいお名前において、アーメン。