主を喜びとしなさい。主は心の願いをみな、かなえてくださいます。詩篇 37:4

いつも喜んでいなさい

人間の本性は、現代の物質主義の世界に影響され変化しています。基本的必要さえ満たされればそれで十分満足だという人を、消費社会にどっぷり浸かる人たちは、その人の簡素な服装や質素な食べ物、生活の仕方を指して、貧しい人だとか洗練されてない人だと卑下します。このような、人間を経済力によって分類し、さらに優劣を付ける社会において、幸せとは中産階級と上流階級にのみが手に入れることができるものです。神を信じる人は、このような社会が作り出す蜃気楼に騙されてはいけません。そうではなく、本当の幸せを創造主との親交を通して見つけ出さなくてはなりません。神様はご計画に従いわたしたちの必要を満たしてくださいます。「主を喜びとしなさい。主は心の願いをみな、かなえてくださいます。」(詩篇 37:4)これはダビデの金言です。まず喜び、そして次に望みなさいと、通常の物事の流れの順序とは逆のことを勧めています。主を喜びとすることで、わたしたちの精神をより高度なレベルへと引き上げられ、満たされます。そして、牢獄で囚われの身であろうと、迫害を受けていようと、喜び歌うことができるのです。パウロは喜びの哲学を次のように表現しています。「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(ピリピ 4:4)わたしたちも、状況や周囲の環境に関わらず喜んでいることができるようになりましょう。そして、社会が考える幸せではなく、本当の幸せを手に入れましょう。手元にあるものでわたしたちが満足できるよう、そして主と一緒に居られること、導いて頂くことを、わたしたちが喜びとすることができますように、神様に祈りましょう。

 

天のお父様、あなたと共にいることに幸せを見出すよう導いて下さり感謝いたします。聖霊様が、わたしが心の望みをあなたの慈しみから受け取ることができるよう、お支えくださいますように。イエス様の喜び溢れるお名前において、アーメン。