「生まれながらの古いいのちは、枯れてしまう草のようです。どんな栄誉も、やがてはしぼみ、散っていく花と同じです. . .」これこそ、あなたがたに宣べ伝えられた福音のことばです。1 ペテロ 1:24-25

変わらぬものを望みなさい

記録された歴史と、考古学が発掘する遺跡は、当初は不変であるかのように考えられていたが、最後には消滅し消え去った、膨大な過去があることを証明しています。わたしたちが惹かれるもの(つまり、美しさ、知識、富、名誉、権力)は、蒸気のように消えて無くなるものばかりです。イスラエルの民は、エジプトを出た後、魚やメロン、ネギ、玉ねぎ、ニンニクなど、以前エジプトで食べていたものを恋しがるばかりで、奴隷制からの解放に感謝する様子はありませんでした。このことは神様をがっかりさせました。「肉がまだ歯の間にあって、かみ切られないうちに、主は民に対して憤りを発し、激しい疫病で民を打たれた。」(民数記 11:33)わたしたちも知識と知恵を習得するなかで、つかの間のものと、不変のものを識別し、不変のものを望むことができるようにならなくてはなりません。ペテロは預言者(イザヤ)のことばを引用し、キリストに従う人に永遠のものについて説いています。「こう言われているからです。『人は皆、草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。』これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。」(1ペテロ1:24-25)わたしたちの精神も、消滅し消えていくものに惹かれることから解放され、もっとも貴重で価値のある、福音として告げ知らされた言葉を欲するようになるように。みことばこそが、わたしたちの精神と霊を潤い、永遠のみ国に導いて下さるからです。

 

天のお父様、不変でいのち溢れるみことばに感謝いたします。聖霊様が、福音として告げ知らされた言葉の豊かさと偉大さを、わたしが認識することができるようにしてくださいますように。イエス様のもっとも力強いお名前において、アーメン。