競技のゴール地点に近づくにつれ、走者にとって走ることの苦痛さが増してきます。体が疲れ果て、精神は不安や疑問で一杯になるからです。そういう時にこそ、走り遂げるために、走者には強力な励ましと応援が必要です。精神を駆り立てることの重要さを理解しているパウロは、メンバーの一員として、わたしたちが果たすべき役割について書いています。「愛と良い業へと駆り立てるため、互いに心がけあおう。」（ヘブライ10:24）パウロは、これをどうしたら達成できるか説明しながら、同時に、わたしたちが生きる現在の、人類救済の歴史における重要な位置について強調しています。「自分たちの集会を、ある人たちの習慣になってしまったように、止めてしまうようなことはせず、励まし合おう。そしてかの日が近づくのを目にしているのだから、なおのこと。」（ヘブライ10:25）神様がわたしたちの目を開いて下さり、歴史の終焉が近づいていることをしっかりと認識することができますように。そして、互いに刺激し励まし合い、希望を与え合うという責務を懸命に果たすことができますように。

天のお父様、勝利の最終地点に近づいているわたしたちに鉄けづめをつけて下さり感謝いたします。聖霊様が、互いに希望を刺激し合うことができるよう、わたしたちをいつも駆り立ててくださいますように。イエス様の励ましに満ちたお名前において、アーメン。